History

1985年(昭和60年)
改革に着手した大学が20年後の今、強豪校
1985

 1985年度、甲南フットボールは26名の新入部員を加え、総勢80名を越すメンバーによりシーズンを迎えた。
 目標はただ一つ、秋のシーズン(近畿学生リーグ兵庫ブロック)に優勝し関西学生リーグ(一部リーグ)昇格を果たすことであった。
 折しも創部30周年の年でもあり、先輩諸氏、父兄の方々の期待を部員全員が強く感じていた。
 振り返ると、当時は各大学のフットボール部の過渡期であったように思う。
 各大学ともリクルーティングによるチーム力の強化、筋力トレーニングの徹底、マルチプル・オフェンスの採用など積極的に新戦術の導入を行っていた。
 当時チームの改革に着手した学校が10年後の今日、強豪校として名を連ねているのは興味深い。
 甲南フットボールにおいても、コーチ、スタッフの方々の御尽力もあり、チーム運営、練習方法等が徐々にシステム化されて効率的になり、また新入部員のリクルーティングにも力が入れられ、総合的なチーム力のアップが計られ始めた頃であるように思う。
 戦術面では、オフェンス得点力のアップを計る為、走力のあるQB岸田、RB阪口を生かしたオプションを、キープレーとして本格的に導入した。

 ディフェンスでは5-2Rをベースとし、若いラインメンを上級生のバックフィールドが盛り立てると云った体制をとった。
 春のシーズンの印象としては、終盤の目標としていた関西学院戦が挙げられる。
 最終的には逆転されたものの、第4Q残り1分を切るまでリードしていたゲームであった。逆転負けの悔しさと、善戦したという満足感が相半ばしていたことが印象深い。
 秋のシーズンでは、優勝を争った岡山大学戦である。
 前年に苦敗を喫した相手であるので、1年間の総決算として望んだゲームであった。リーグ戦で引き分けた後、入替戦トーナメントの出場をかけての再戦を行ったが、残念ながら力およばず24-29で敗れた。前半リードしながら、敵のトリプルオプションに翻弄され徐々にモメンタムを失い最終的に逆転されるというゲームであった。

 我々は目標を達成することができなかったが、いつしか甲南フットボールの赤いヘルメットが甲子園の芝の上を縦横無尽に走ることを信じ、心より応援しております。

(細谷 修平)

■スタッフ
役職 名前
顧問 谷本 泰三
総監督 天野 隆史
監督 石崎 英一
ヘッドコーチ 久次 明裕
コーチ 新井 康司
コーチ 杉田 智則
コーチ 落合 輝親
コーチ 阿倉 智明
トレーナー 下村 直毅
主将 渡辺 暁
主務 堀内 賢治
副将 土屋 豊
副将 阪口 直人

■4回生メンバー
名前 背番号 ポジション
岸田 康司 17 QB
阪口 直人 1 RB
竹内 秀夫 5 RB
田畑 聡士 89 LB
土屋 豊 58 G
中村 一郎 25 DB
細谷 修平 82 TE
渡辺 暁 75 T

■春季戦績
試合日 対戦校 結果 競技場 備考
3月31日 仏教大 20○13  甲南グラウンド 第31回西日本選手権大会
4月6日 京産大 12○0 西宮球技場 第32回西日本選手権大会
4月14日 大経大 14○7 甲南グラウンド 第33回西日本選手権大会
4月21日 関西大 8○7 阪大グラウンド 第34回西日本選手権大会
4月27日 大阪教育大 20●35 西宮球技場 第35回西日本選手権大会
4月28日 学習院大 9●10 西宮球技場 第30回定期戦
5月26日 青山学院 29○0 西宮球技場 第15回定期戦

■近畿学生リーグ 兵庫ブロック
  岡山大 甲南大 神院大 神商大 八代大 勝敗分
岡山大   14△14 44○0 10○6 66○0 3-0-1
甲南大 14△14   19○7 34○0 59○0 3-0-1
神院大 0●44 7●19   7●46 27○0 1-3-0
神商大 6●10 0●34 46○7   26○6 1-3-0
八代大 0●66 0●59 0●27 6●26   0-4-0

■入替戦
試合日 対戦校 結果 競技場 備考
10月19日 岡山大 24●29 西宮球技場 兵庫ブロック1位決定戦


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