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1957年(昭和32年)
念願の甲南だけでの合宿
卒業以来48年の歳月が過ぎ、ここに創部50周年を迎えることは当時を知る物の一人としてそのことに参加できた喜びと同時に今日までの永きにわたり甲南フットボール発展のために尽力された各関係の方々及びOBの諸兄達には感謝の気持ちで一杯です。 私の現役当時は創部早々ということもあり、人・物・金全て無いものばかりの状況で未来に向かってスタートしたばかりでした。当時お世話になった方々は月野氏、長手氏、古川氏、ほか関大の諸兄達にも私達をご指導いただき、今でも本当に有り難く思っています。 当時の合宿は部員が少なく関大の好意で一緒にさせて頂いていましたので、同僚の大野君と部員を多く集めて甲南だけで合宿が出来たらと話し合っていました。それが私達が四回生の時に一回生に武智君ほか多数の新入部員を迎えることが出来、大学構内で念願の自校だけでの合宿が出来たときには本当に嬉しく、今も楽しく思い出されます。大野君との思い出は毎日朝から晩まで一緒に行動していましたから有りすぎて困りますが、一度試合中にコノヤローと思ったことがあります。 それは私達の三回生の時の関学戦で当時のスーパースターの関学QB鈴木さんをサックした時のことです。ゲームは一方的になっていましたし、相手があまりに格好良すぎるので一度まともにタックルしてやろうと思い、パスが来るのがわかっているときに後を考えず思いきり鈴木さんだけを見て突っ込み最高のタイミングでタックル出来ました。ヤッタと思って横を見ると鈴木さんの足元に大野君が組み付き、私を見てニヤッと笑っていたのは自分だけで決めたかったのにコイツと思いましたが、彼も後で聞けば全く同じ事を考えていたそうです。毎日行動していると考えることも一緒になるのだとつくづく思いました。 このように私にとって甲南フットボールは良い人達との出会いを作ってくれた場です。また後輩たちの活躍を通じ私の青春を送り込んでくれます。甲南フットボール部、ありがとう。 (川原 慎治) ■スタッフ
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